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●平成28年1月のテーマを更新しました。
平成28年1月のテーマは、「インフルエンザを予防しよう」です。
例年、青森県でインフルエンザが流行する時期は、1〜3月ですが、今年は全国的に流行時期が遅めになっているようです。
また今年は、B型ワクチンの種類が増え、予防接種の費用が値上げした事も話題となっています。
@インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザと風邪(感冒)は、流行時期や初期症状から大きな違いがあります。
風邪(感冒)は、「喉の痛み」「鼻みず」「くしゃみ」「咳」「倦怠感」などの症状を示す急性の呼吸器疾患です。
これからの時期に「悪寒」「関節痛」「高熱」の症状が現れたら要注意です。
インフルエンザは風邪の病原体とは違い、「インフルエンザウイルス」の感染でおこる病
気で「急な高熱」「筋肉や関節の痛み」「全身の倦怠感」の症状が強くでますので、高齢
者や小児等の方は「肺炎」「ひきつけ」「脱水症」「急性脳炎」を注意しなければなりま
せん。
B型インフルエンザはA型インフルエンザと症状が似ていますが、なかには高熱が出にく
い場合もありますので、この時期に風邪のような症状が現れた場合は、風邪と思って自力
で治そうとはしないで、医療機関を受診する事をお勧めします。
A インフルエンザ予防法
インフルエンザの予防方法は「手洗い」「うがい」が基本です。きちんと石鹸をつけて、指や爪の間や、手首をしっかり洗う事が大切です。
※手洗い方法は下記のポスターをご参照ください。
感染拡大を予防するには、「咳エチケット(マスクの着用)」が大切です。
インフルエンザは、「咳」「くしゃみ」等によりウイルスが大気中に飛散し、それを人
が吸い込む事で感染しますので、人で混雑する場所や時間に外出すると感染する確率が
高くなります。
○飛沫感染 咳・くしゃみにより飛び散り感染します。
○空気感染 空気中にただようウイルスを吸い込んで感染します。
○接触感染 ウイルスが不着した箇所を手で触り、そのまま食べ物を触ったり、
口等の粘膜を触ったりして感染する。
マスクの予防効果は少ないと言われる事もありますが、インフルエンザの感染拡大を防
ぐ為に「感染者・未感染者共にマスク」を早めに着用する事が大切です。感染拡大防止
という観点では、罹患者がマスクをするだけで良いのですが、空気中のウイルスをでき
るだけ吸い込まないようにし、予防効果を少しでも上げる為にマスクを着用して外出し
することが大切です。
「ガーゼマスク」は予防効果が薄いマスクです。ウイルスは0.3ミクロン以下なので、
網目を通り抜けてしまいます。
日常的に使用するには、「不織布マスク(フショクフマスク)」が性能と価格のバランスが良い
と思われます。
※不織布マスクは「立体構造マスク」「三次元マスク」等として売られています。
○下記の図を参考にしてください。