健康づくりを、心身共に多面からサポートする疾病予防施設です。

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健康診断豆知識 (7月)

 慈恵クリニックでは、毎月「安全衛生委員会」を開催し、その中でお客様により良い健康診断
を提供する為に、毎月
健康についてのテーマを決めて館内にポスターを貼って情報提供をしてい
ます。
 「慈恵クリニック 健康診断豆知識」では、その健康についてのポスター及び、健康について
の知識を掲載してまいりますので、
「お客様の健康な身体づくり」の参考にしてくだ
さい。


●平成28年 7月のテーマを更新しました。

平成28年 7月のテーマは、
 
「熱中症を予防しよう」です。

近年増加している「熱中症」。夏の暑い日差しの下で作業する時だけでなく、身体が暑さになれない梅雨明けの時期にも起こります。また、屋外だけでなく高温多湿の室内で過ごしている時にもみられます。

人間の身体は、皮膚からの放熱や発汗によって体温を下げます。
気温・湿度が非常に高いと身体が放熱・発汗をできなくなり、熱中症の危険性が高くなります。原因は、身体内の水分やミネラルが不足すると、めまい・頭痛・吐き気・失神・痙攣等の様々な身体異常が発生するからです。

熱中症は、誰もが注意する必要がありますが、その中でも特に「乳幼児」と「高齢者」は、熱中症を引き起こしやすい傾向にあります。
乳児や幼児は、大人より新陳代謝が活発で体温が高いのが特徴ですが、大人と比べると、汗腺の発達が未熟なため、うまく体温調整をすることができません。
炎天下の車の中など、体温よりも周囲の温度が高くなる場所では、短時間で体温が上昇して生命に危険が及びます。
また、高齢になると身体の中の水分の役割が少なくなり、同じ環境にいても高齢者の方が熱中症になりやすくなります。加えて高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくく、心機能や腎機能が低下しがちな為、熱中症になった時の症状が重篤になりやすい傾向にあります。

熱中症は症状が深刻な時は生命に関わる事もありますので、正しい知識を身につけ、自分でできる熱中症対策を心がけましょう。



◆下記の図を参考にしてください。