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平成28年 8月のテーマは、
「肝臓病を予防しよう」です。
「お酒を飲まないから大丈夫」「肝臓は強いから大丈夫」と、自分は肝臓病とは無縁だと思っていませんか?
日本人の肝臓病は肝炎ウイルスによるものが多く、また、飲み過ぎ食べ過ぎによる脂肪肝、肝炎も増えています。
肝臓は「沈黙の臓器」とも言われ、病気に罹患しても自覚症状が殆ど無く、気付いた時には肝炎、肝硬変、肝がん等の病気が進行している事があります。
◆肝機能検査ではわからない肝炎ウイルス!
「肝硬変の7割」「肝がんの9割」が肝炎ウイルスによるものです。肝機能検査が正常値でも、肝炎ウイルスに感染している場合があります。
肝炎ウイルス検査は、主に、
「HBs抗原(B型ウイルスに感染しているか)」
「HCV抗体(C型肝炎ウイルスに感染している、又は過去に感染していたか)」
等を血液検査で調べます。この検査は青森県内に住所を有し、まだHBs抗原・HCV抗体検査を受けた事のない方が対象で、保健所や委託を受けている医療機関等で、検査を無料で受けられます。
また、協会けんぽの一般健康診査を受診する方で、過去に検査を受けた事のない方は、
健診時の肝炎ウイルス検査が無料になりますので、検査を受けた事のない方は一度肝炎ウイルス検査をしてみましょう。
◆肝機能検査で異常があると言われたら放置しない!
多量飲酒によるアルコール性肝炎は、繰り返し罹患すると「肝硬変」へ繋がります。
近年、飲み過ぎ・食べ過ぎによる「脂肪肝」を放置していると「肝硬変」「肝臓がん」へ進行する事が分かってきました。肝機能検査で異常があると言われたら、生活習慣を改善し、肝臓に負担とならないような生活をする事が大切です。
≪ まとめ ≫
「肝炎ウイルス検査」「肝機能検査」を
定期的に受けて自分の健康を守りましょう。
◆下記の図を参考にしてください。