健康づくりを、心身共に多面からサポートする疾病予防施設です。

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健康診断豆知識 (10月)

 慈恵クリニックでは、毎月「安全衛生委員会」を開催し、その中でお客様により良い健康診断
を提供する為に、毎月
健康についてのテーマを決めて館内にポスターを貼って情報提供をしてい
ます。
 「慈恵クリニック 健康診断豆知識」では、その健康についてのポスター及び、健康について
の知識を掲載してまいりますので、
「お客様の健康な身体づくり」の参考にしてくだ
さい。



●平成28年10月のテーマを更新しました。



平成28年10月のテーマは、

 
「乳がん検診を受けよう!」です。


 10月は「ピンクリボン月間」です。
 ピンクリボンとは、乳がんの「早期発見」「早期診断」「早期治療」の大切さを訴える活動です。
 生涯に乳がんを患う日本人女性は、現在で
12人に1人。乳がんは30歳代から増加しは
じめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。最近では、乳がんに罹患した
ことを公表する芸能人も増えており、社会的にも関心が高まりつつあります。
 しかし、日本の乳がん検診受診率は20%前後にすぎません。欧米では受診率が70%以上で、受診率の向上により早期発見が増え、死亡率は年々減っています。それに比べて日本では、乳がんによる死亡率は年々増加しています。性別や年齢を問わず、多くの人が乳がんに関心を持ち、行動を起こすことが大切です。



●月に一度はセルフチェックを!

 乳がんは唯一、
自分で見つけることができる癌です。乳癌学会の調査(2005年)によると、乳がんの71%が「自己発見」によるもの。普段から自分の胸の状態を見て触って知っておくことで、些細な変化に気が付くことができるようになります。


<チェックポイント>

 □ 乳房の変形や左右差がないか?
 □ ひきつれがないか?
 □ しこりがないか?
 □ えくぼのようなへこみがないか?
 □ 皮膚のただれがないか?
 □ 出血や異常な分泌物がないか?

※乳がんは、外側の上部に発生しやすいので、特に注意して調べましょう。



●40歳からは2年に1度、乳がん検診を受けましょう


 乳がん検診では、問診、視触診、マンモグラフィ検査等が行われます。詳しい検査が必要と判断された場合は、細胞診等が行われます。乳腺の発達した若い女性では、マンモグラフィと超音波検査を併用することで、乳がんの検出率が高くなると言われています。
 検診で精密検査が必要と言われた方の中で、乳がんと診断されるのは
およそ2%しかありませんので、検診で精密検査が必要と言われた場合は、必ず病院に受診しましょう。



◆下記の図も参照ください